コラム Column

ジモティ民を信用してはいけない


こんにちは!

日本で1番DIY会に人が集まる大家、ゆるニート大家のエリックです!

ボロ戸建て投資家ならではの、入居者募集方法があります。

「ジモティ」というサイトを利用しているのですが、これが曲者揃い・・・

今回のコラムでは、ジモティの使い方や、ジモティで出会った方々についてお話させていただきます。

ボロ戸建て投資家とジモティの関係

ボロ戸建て投資家である僕の入居者募集は3つの方法をとっています。

  • ジモティ募集
  • 現地看板設置
  • 不動産屋さんに依頼

ジモティというサイトをご存知ですか?

ジモティとは地元でいらない物やスキル、不動産など個人間でやりとりができるサービスです。

マッチングサイトといったところでしょうか。

そんなジモティをボロ戸建て投資家は、なくてはならない存在としてヘビーユーズしております。

残置物撤去の際は、いらない家財や電化製品を「無料で欲しい人いますか?」とサイトにアップするだけで、もらってくれる人が集まってくるのです。

家財や電化製品などは、処分にお金がかかってしまうので、投資家側からするとありがたい限り。

地元の人からすると、必要な物が無料または低価格で手に入れられるので、Win-Winの関係と言えるでしょう。

僕も木材や工具などを低価格で譲り受けています。

残置物撤去以外にも、入居者募集をこのジモティからしています。

僕の物件の中で1番月額家賃がお安い物件は28,000円という低価格。

ご存知かと思いますが、不動産屋さんの仲介手数料は成果報酬で、月額お家賃の1ヶ月、2ヶ月分というのが一般的です。

入居者を見つけてきて、契約してようやく1ヶ月分のお家賃がいただけるのです。

不動産屋さんはポータルサイトに出す手数料や物件の案内、お金と時間を割かなくてはなりません。

成果報酬が1ヶ月分であれば、僕のボロ戸建てのように月額家賃28,000円の物件よりも、60,000円や70,000円の物件の方が扱いたいわけですよね。

ということはですよ・・・。

何が言いたいかというと

月額家賃が安いボロ戸建ての場合は不動産屋さんにお願いしても、断られることがあるのです。

または募集を受付はするけれども、そのまま放置されることが頻繁にあります。

(自分が不動屋さんなら引き受けないですもの笑)

僕は不動産屋さんにご迷惑をかけない意味でも、自らジモティというサイトで賃貸募集をしています。

自分で賃貸募集ができるので、手数料も必要ないですしね。

ジモティ民を信じてはいけない

大家側からすると手数料がかからない神サイトですが、入居者も手数料が必要ありません。

通常、入居者が賃貸物件に住みたい場合、月額家賃以外に手数料がかかりますよね。

人にお願いしているので当たり前のことですが、不動産屋さんに支払う仲介手数料が必要です。

そのためジモティで物件を探している方の多くは、少しでも安く入居したい層が多いのです。

また、不動産屋さんに相手にされない層も多くいらっしゃいます。

  • 手数料を支払いたくない方
  • 家賃保証会社の審査に通らない方
  • 外国人の方
  • 生活保護の方

これは体験談なのですが、ちょっと変わった方が多いです。

決して一括りにまとめたいわけではないのですが、割合の話です。

問い合わせは、「詳細を教えてください」の典型文で一文で送ってくる。(詳細かいてあるけど・・・それ以外に何が必要なの?)

メッセージのやりとりはなぜかタメ語。

極め付けは、内覧予約しても来ないことが多いです。

車がエンストしていた・・・

身内に不幸が・・・

など、ありがちな言い訳をします。

実は連絡をくれるのは、ジモティでは良心的な方で、多数は「キャンセルの連絡なし」で来ません(ガチです)

僕は自然と、ジモティからの入居希望者を信用しなくなりました。

ジモティ=来るかわからない人。

信用しちゃいけない

という、気持ちになっております。

猫に優しい生活保護の女性

ジモティのサイト経由で、こんな入居希望者の方がいらっしゃいました。

保護猫の活動をされていて、猫を13匹飼いたい。

生活保護なので、家賃を「市の基準価格」に下げてくれとのこと。

通常であれば敬遠されがちな猫の多頭飼いですが元からボロ屋なので多頭飼いもOKにしております。

とりあえず内覧に来てもらうことになりました!

物件前で待ち合わせをすると、家に入っていただきたくないほど汚い見た目をした40代中盤の女性。

お風呂に入っていないであろう臭さ。

長い髪はひくほどボサボサ

洋服は毛玉だらけで、洗っていないであろう不潔さを感じました。

お話を聞いていると、僕の家を猫部屋にしたいと言っているのです。

「え?猫の多頭飼いは大丈夫ですけど、こちらに住まないんですか?」

生活保護で、内縁の夫と家を別々に借りたい。

(家を2つ借りるために婚姻関係を結んでいないのでしょう)

内縁の夫と1戸づつ家を借りて、1つの家を猫部屋、1つの家に自分達で住みたいとのことでした。

めちゃくちゃすぎて、話を聞いてるだけでぶっ飛んでました。

こんな方がくるのがジモティなのです。

ちなみに入居希望の理由は、保護猫の去勢手術費用が1匹3,000円の獣医さんがこのエリアにいらっしゃるからとのことでした。(3,000円の去勢手術費用は飛び抜けて安いらしいです)

猫の保護の前に自分の生活をなんとかしてよ...と思いましたが、人それぞれなので口は出しませんでした。

タイ人

千葉県山武市の物件でジモティ募集で見つけた入居者のスリランカ人を待っている時に、お巡りさんに話かけられたことがありました。

(スリランカ人は無連絡で待ち合わせに1時間遅れ)

お巡りさんに突然話しかけられて、悪いことをしているわけじゃないのに驚いたのを覚えています。

なんてことはありません。

話しかけられた理由は、「以前住んでいた83歳のおばあちゃんはどうしたのか?」ということ。

ご存命で別の住まいに移ったことを説明し、安心されていました。

こちらの山武市のお家。

83歳のおばあちゃんが入居する前に、現地看板をみたタイ人のカップルが内覧にきたことがありました。

タイ人のカップルは日本語が不自由で、日本語が話せる保護者のような方と内覧。

しかし、なんとなく保護者ではない雰囲気がしたのです。

面倒見の良いおばちゃんといったところでしょうか。

契約自体は保護者のような方の名義で、3人で住むとのこと。

僕は「ほんとかよ」と若干疑いをもっておりましたが、

結局その方々は保証会社の審査通過後にキャンセル。

他にもこんなことがありました。

次に内覧しに来たのが、別のタイ人5人組です。

年齢など共通点が何もなさそうな5人組でした。

仕事が一緒なわけではない。

蜘蛛の巣も張り、虫が多数。

ボットン便所の汚い家にも関わらず、タイ人の方々は口を揃えてお家を褒めちぎっていたのです。

「とても気に入っているので、すぐにでも住みたい」

とのこと。

僕が自分で作成した契約書と、家賃保証会社の申し込み用紙を渡したところ状況が一変したのです。

5人もいたのに、その場にいない第三者の名前で申し込み始めたのです。

(そんなことあるのかよ・・・レベルです)

相手方はタイ語で話していましたが、他人の名前、住所、生年月日を書いているのをその場の空気で感じました。

いやいやいやいや、これを容認したら大家の僕も同罪になってしまうのではないか・・・?

知っていたのであれば、何かあっても家賃保証会社が補填してくれないのではないかと悩み、ネットで検索。

結局、危険すぎると判断をし、お断りさせていただきました。

正確には、「家賃保証会社の審査に落ちた」ということにしたのです。

2ケースのタイ人との接触により、「あれ?もしやこのタイ人は不法滞在なのではないか?」と疑うことになりました。

本当に不法滞在なのか?

千葉県山武市の物件に入居者だった83歳のおばあちゃんの安否を確認しにきたお巡りさん。

お巡りさんに「この辺に不法滞在の外国人の方って多いんですか?」と聞きました。

驚くべき返答が返って来たのです。

お巡りさん「実はあの人たちは不法滞在じゃないんですよ。

僕も明らかにビザが切れてそうなパスポートをみるんですよ。

そこに難民申請の紙が1枚でも入っていると、不法滞在じゃなくなるんです。」

と、驚きました。

あの人たち、難民だったんだね。

勝手に不法滞在だと思い込んでごめんね。

という気持ちになりました。

(本当に不法滞在かもしれないけど...)

まとめ

色んな人と会うことができるのがジモティです。

まさか自分の人生でこんな方々と会うとは思ってもみませんでした。

もしジモティを利用する機会があれば、「来ても来なくてもどっちでも良い!」と心がけると良いかもしれません。

自分とは世界の違う方もいるので、あまり信用しすぎないでくださいね。

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