コラム Column

田舎でシェアハウス運営をしてみたら価値観が変わってきました


日本で1番DIY会に人が集まる大家、ゆるニート大家のエリック(@eric7blog)です。

「シェアハウスは微妙なのでは?」というコラムを書いてから、2ヶ月が経過しました。

実は僕のシェアハウスに対する心境は正反対に変わりました。

現在では「あれ?シェアハウスめちゃくちゃ楽しいんじゃね?」っと、思ってます。

この記事では、シェアハウスの良さに気がつき、心境がどのように変化したかをお伝えしたいと思っております。

シェアハウスを運営してみて

大型戸建て物件を買ってもシェアハウスはやめよう。
募集も準備も大変だ!大型物件を買うなら障害者支援施設、老人施設、児童養護施設等に貸し出す方が良い。というのが前回のコラムの内容でした。


まだ以前のコラムを読んでいない方はこちらのコラムを先に読んでいただければ、より理解していただけるのではないでしょうか。

実は僕自身、シェアハウス運営が楽しくて仕方ありません。
僕は普段は千葉県の田舎で戸建ての20戸ほど賃貸経営をしています。
他に1軒の民泊とシェアハウスを2軒15室の運営をしてます。

シェアハウス運営は一言でいうと「めんどくさい」です。
戸建て経営に比べて、やらなくてはいけない作業が多いのです。

手間をかけなくてはいけない部分もありますが、一方で入居者とより近くに接することができるのがシェアハウス。

戸建て賃貸経営の場合、入居者との程よい距離間を意識しています。
距離感が近すぎると、過度に修繕や改善を要求されることがあるからです。(大家さんによっては距離感が近い方が良いとしてる方もいらっしゃいます)僕は「わざわざ大家さんに言うことでもないな」と言う関係性が最適だと思っています。

ただシェアハウスの場合は、距離感が近くなると要求される可能性よりも、長期間いてくれる可能性のメリットの方が勝ります。

みんなでご飯を食べたり、夜遅くまでおしゃべりをしたりしてます。

普段は一定の距離を保った方が良いと感じる大家と入居者ですが、距離感がグッと近づくシェアハウスも楽しいのです。

シェアハウスの出会い

僕がメリットと感じているのは、普段は交わることのないシェアハウスの住人たちと仲良くなれることです。

大人になってからは友人、知人関係を自分で選ぶしかありません。
嫌な人と自ら進んで付き合うことはなくなりました。

ただ自分と同じような趣味や属性の人と知り合うことが多いのが、良さでもあり難点でもありますね。

僕の運営しているシェアハウスにはスリランカ人が2人住んでいます。
最初は土足で室内に入ったり、洋式トイレのタンクの蓋をあけて手ですくって水を流したりしていました。まさかトイレの使い方から教える必要があったとは、想像もできず衝撃でした。

しかし、ただ知らなかっただけです。知らなかっただけで使い方を教えると、今ではとても綺麗に家を利用してくれています。(たまに忘れて土足で室内に入りますが笑)
話すと素直で良いやつらなんです。

シェアハウスのみんなでBBQしたり、楽しく過ごしてます。 関わる必要がなかった人たちと仲良くできるのは、シェアハウスの良さなことに気がつきました。

シェアハウスの問題点

シェアハウス運営で大変だったことは、設備をしっかりと付ける必要があるところです。
エアコンは全室に取り付けました。

必需ではないですが、エアコンはあって当たり前と僕も入居希望者たちも感じています。
壁も鍵も取り付けて、個室プライベート空間も作りました。

問題点は1人1部屋のプライベート空間を作っても、入居者間のちょっとした不満が生まれることです。

初めてのシェアハウスだったので、ルール作りに困惑しました。
最初はX(旧Twitter)で知り合った方、何件かシェアハウスを運営している方のアドバイスをいただきました。

主に契約書と、清掃やルールに困ります。
僕の運営しているシェアハウスでは、清掃は月に1回。
月に1回では足りないので、入居者同士が汚したり気になったら清掃をお願いしています。

夜中の通話や共有スペースに物を置かない、ゴミが溜まったら捨てるなどのルールをお願いしています。
しかし、ルールを作って注意しても、完全に守らない人がいるのが問題点なのではないでしょうか。

シェアハウスのメリット

シェアハウスの一番のメリットは、アパート並の利益がたった一つの戸建てから生まれることです。

僕が運営している千葉県木更津市で300万円で購入したシェアハウスは、戸建てで個室が7部屋あります。
千葉県富津市のシェアハウスには8部屋あります。

木更津市のシェアハウスの場合は、1部屋は無料で仕事を手伝ってくれている子に住んでもらっています。

家賃が発生しているお部屋は7部屋中、6部屋。
小さいお部屋は1部屋32,000円 残りの5部屋は1部屋35,000円 共益費は1部屋13,000円を貰っています。
家賃と共益費を合わせると、1人から48,000円を受け取っています。

なんだかんだ人間関係が楽しいとお伝えしましたが、僕がシェアハウスが楽しいと思っている一番の理由は家賃の高さなのではないでしょうか。
家賃が高くなかったら、そもそも営業していない気がします。

千葉県木更津市、昭和45年築の田舎の戸建てから20万円以上のお家賃を生み出しているのはとても魅力的なのです。

田舎シェアハウスの転賃は?

シェアハウスと言えば、賃貸で借りて又貸しを想像される方もいらっしゃるかもしれません。

僕は購入してシェアハウス運営をしていますが、規模が大きくなると購入という選択肢がなくなるのかもしれません。
僕のシェアハウスは2軒とも自社の所有物件になります。

最近、所有物件のシェアハウスが満室になり気を良くした僕は、 新しいシェアハウスを、近隣でオープンしようと考えました。

良さげな物件を見つけたので、内覧することに。

スペック
・木更津駅まで徒歩圏内
・6LDK
・家賃約10万円

しかし入居依頼をしたところ「不特定多数の方はちょっと」と納得のいかない断られ方をしました。
個人的には「不特定多数」ではなく、ちゃんと審査するんですけどね。

理解が得られないようでした。 不動産屋さんと話をしていると、部屋数が多い物件には社宅としての申し込みが多いとのことです。
リフォーム業もやっているので、原状回復は問題ないと言う言葉は、大家さんには響きませんでした。

家賃が10万円で、諸経費3万円と計算しても、25万円以上の売り上げが家賃として入れば毎月の利益は安泰なのではないでしょうか。

しかし、賃貸として貸してくれる家を見つけるのが難しいのかもしれません。

友人のシェアハウス運営者に言われたこと

シェアハウス運営を増やしたいと思った時に、既にいくつかのシェアハウスを運営している方にアドバイスをもらいました。

エリック:「シェアハウスの運営を広げていきたのですが、どう思いますか?」
友人運営者:「もしも同じエリアに、エリックさんのシェアハウスよりも安くて綺麗で、立地も良いシェア ハウスができたとします。それでもエリックさんのシェアハウスに人が入るのであれば、やっても良いと思います」
とのことでした。

僕の運営している木更津市にはシェアハウスが僕のシェアハウス以外には1軒しかありませんでした。
その女性専用シェアハウスは常に満室です。

僕の運営しているシェアハウスは、みんなで仲良くワイワイ系ではありません。
ただ身軽に安く住めるので、満室になっています。

敷金礼金、仲介手数料が必要なく、家具もあり今日にでも住めるシェアハウスがどこにでも需要があると気がついたのです。

ただそんなシェアハウスも、より良い環境が供給されてしまっては負けてしまいます。
ただコスパが良いだけでは、より良いシェアハウスができても勝てる方法を見つけなくては生き残っていけないようです。

まとめ

あなたはシェアハウス運営をやってみたいと思いましたか?
実際に運営して数ヶ月経った今、僕はシェアハウス運営を「楽しい」と感じています。

利益が続くのであれば、シェアハウス運営を継続していきたいと思いました。
僕はお金ばかりに目がいきがちでしたが、新たな出会いも非常に魅力的です。

田舎でシェアハウス運営は難しいところもありますが、利益になる隙間はあるのかもしれません。

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