コラム Column

〇〇は危険!モンスタークレーマーから学んだ入居者募集の大切さ


こんにちは!ゆるニート大家のエリック(@eric7blog)です。

今回のコラムは自主管理の僕が認識の違いにより、入居させてしまったばっかりに、さまざまなすれ違いが生まれてしまった話をさせていただきます。

入居者がモンスタークレーマーとなってしまい、最終的に僕が10万円をお支払いして退去していただきました。

僕の過ちについて共有できればと思っております。

入居募集

 

あなたはどのような方法で、入居者募集をしていますか?

僕の今回の物件は、不動産屋さんと自分でも募集を行っていました。

自分で募集していたのはジモティ。ジモティは以前のコラムで記載したので、よくわからない方はこちらのコラムをご覧いただけますと、理解が深まります。

「ジモティ民を信用してはいけない」

ジモティは簡単にいうと、大家と入居者が直接繋がれるため、仲介手数料の費用など諸経費を省くことができるプラットホームです。

今回の物件の入居希望者は、ジモティから連絡がきた50代女性で無職の方でした。僕の物件は山奥にあったのですが、「こういう静かな場所で暮らしたかったの」ということで入居が決まりました。

契約時には、仕事を辞めた経緯なども伺ったのですが、特に問題なさそうな理由です。気になった点は、仕事をしている期間が一つ一つ短いこと。

「働いている方が愚痴ばっかりで辛かった」と初対面の僕に愚痴を漏らしているのが印象的でした。職場の人間関係も、田舎ならではの環境が合わないとのことです。

静かな山奥で暮らしたかったのでしょう。

猫を飼っていたこと、荷物が多かったことから、戸建てしか選択肢がなかったようでした。

契約内容

ボロ戸建て投資家である僕が入居者と契約をする際に、3つの項目を特約事項を記載しています。

①細かい修繕は自分でやって

②害虫の駆除は自分でやって

③木の伐採は自分でやって

築古物件の場合は非常にお安い金額で貸しているので、これら3つに対応していると利益にならないからです。普通の賃貸物件とはちょっと違います。

築古物件で扉の閉まりが悪いのだの、ネジが外れたのだの言われたらキリがありません。修繕に行く時間を考えると「安いんだからそれぐらいゴチャゴチャ言わないでやってくれ」だから安いんだよ。それが納得できないなら契約しないで、と事前にお話させていただいています。

害虫の駆除も同様で、古い家は隙間があるので虫はきます。

隙間はあります。

蜂の巣ができたとしても、蜂の巣駆除業者にお願いしていたらお家賃はすぐに飛んでしまうからです。

入居後

のちにモンスタークレーマーとなる方の、入居は特に違和感はありませんでした。しいて言うなら、自分語りが多かったぐらいです。

聞いてもないのに、昔の職場の話や家族の話をしてきました。

入居後は自分語りのLINEがとにかく来るようになりました。

自主管理大家の多くは、入居者とLINE交換をします。

僕もその1人で、入居者とLINE交換をしています。

通常は入居時の審査が終わったら、連絡がくることはありません。

たまにやりとりする人がいるぐらい。

しかし、のちにモンスタークレーマーになる方は違いました。

毎日メルマガのようにLINEが届くのです。

「今日は庭の手入れをした」

「引っ越しの荷解きがまだできてません」

など。大家としてはどうでも良いことばかり。

もう一度いうが、本当にどうでも良い。

入居者の要望

 

大家の僕が苦痛に思っていたのは、入居者からの頻繁な長文LINEです。

入居者のLINEの要望は、主に2つです。

・虫をなんとかしてくれ

・湿気がひどい

住んでからちょっとしたら、長文で虫と湿気についてのクレーム、愚痴がほぼ毎日きました。湿気のせいで、物がかびている。

僕は湿気があるのは入居前から知っていました。

入居者が住んでいるのは、海と山に面している立地だからです。

地域的に湿気が多いと言われています。

そもそも山と海に囲まれていたら「そりゃー湿気はあるよね」という見解でした。

実際にこの物件の畳を新しいものに変えたら、すぐにカビてしまいました。

畳を入れ替えた後に知ったのですが、新しい畳はカビやすいので入居が決まってから新品の畳に変更するのが常らしいです。

虫は前述の通り、僕は対処しない契約をしています。

山の中なので、虫や動物はいます。

どちらかというと、山なので人間の方が場所を借りている立場です。

とにかく入居者の女性が困っているのは理解できました。

退去への道のり

 

「女性お一人ですし、さぞ心細いでしょう」

契約はこうですが、今回だけはやりますね。

と、最初は親切心で、細かい修繕をしてあげました。

床下に潜って動物が入らないように網もどきを付けてあげたこともあります。蜂の巣も撤去してあげました。

湿気がすごいと言うので、エアコンもこちら負担で付けてあげました。

ただ1回やってあげると、要求は次から次にやってきます。

お金も切羽詰まっている方なので、本当に困っているのでしょう。

虫対策に何箇所も蚊取り線香を炊き続けた写真が送られてきました。

日々、虫対策と湿気対策に日々お金と時間をかけている様子がLINEにて送られてきました。

 

虫が出る度に動画や写真が送られて来るので、こちらも苦痛です。

契約と違う要望と、ほぼ毎日くる動画や写真、長文のLINEにより僕のメンタルも限界でした。

最初は返していた返信も

「虫の写真を送るのはやめて」

「急用以外は電話はやめて」

「契約書に書いている通り・・・」

と、拒否を示しました。

それでも長文LINEが送られて来るので、反応してはいけないと無視するようになりました。

退去のきっかけ

 

毎日のように送られてくる長文LINE。

「弁護士に相談します」と連絡もきました。

これ以上は、こんな物件に住めない。

平穏に暮らしたい。

そんなLINEが送られてきたタイミングで「来月末に出て行かれるのであれば好意で10万円お渡しします」と連絡をしました。

こちらも限界だからです。

もうメンタルが限界。

訴える訴えないとかどうでも良いから、本当に関わりたくないと思いました。

入居者は本当にお金がない方。

スマホも契約していないので、wi-fiのある場所じゃないと連絡がとれない方でした。(聞いてもないのに教えてくれた)

弁護士費用と裁判費用だせないやつじゃん。

例え訴えられたとしても、僕が作った賃貸契約書です。

しっかりと安い家賃なので、害虫や細かな修繕は対応しない旨は記載してあります。

万が一、訴えられた場合に書類のチェックと不動産投資DOJOのサイトで、同じようなケースを検索したり心の準備はしました。

退去後のお部屋

 

予定していた退去日の翌日に物件に行ったら、荷物大量にあり笑いました。事前に退去時に荷物が残っていた場合に、残置物は放棄するという書類にサインはいただいております。

再度LINEにて「残置物はどうするか?」確認をし、無事に処分することができました。

家具は僕の所有するシェアハウスで普通に使っております笑

本来であれば、残置物の費用を請求したりする必要があったかもしれません。しかし今回は、入居者が本当に精神的苦痛を感じていたこと。

僕も連絡により精神的苦痛を受けてたことから、大ごとにせずにしました。

退去費用に好意で10万円をお支払いし、僕が残置物の処分もしました。

家賃保証会社にも加入していますが、細かいことで申請はしていません。

今後、家賃保証会社の加入条件が厳しくなっては嫌だからです。

無職はよくない

自主客付、自主管理している僕が今回感じたことは、高齢者以外の無職はいれるべきではないと言うことです。

一概に、無職はダメというわけではありません。

普通の人よりも家にいる時間が長い為、家の至るところが気になってしまうのではないでしょうか。

神経質になっている可能性もあります。

今回の入居者は精神的に過敏な様子が見受けられました。

もちろんこちらの落ち度がゼロとは言いません。

金額相当のボロ家ではありました。

田舎に住む上で、山には虫がいる、山と海に挟まれて湿気があることを理解されていなかったと言う認識の違いがありました。

僕は家賃保証会社さえ入っていれば、どんな入居者でも大丈夫だと、間違った思いがあったのかもしれません。

この認識の違いから、入居者も大家の僕も幸せになれない結末となってしまいました。

今回、自分としてもつらい経験をしたので、今までよりも慎重に入居者を選んでいこう思いました。

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