コラム Column

はじめての新築マンション建築(中編)

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父の相続が落ち着いた2001年頃、アパートメーカーからアパート建築の電話があったのをきっかけに、たくさんの会社から営業を受けることになりました。話を聞いては断ってを繰り返している状況で、新たな会社から連絡をいただきました。

お次は、S社が登場

軽量鉄骨造2階建。さすがにカッコいい外観。

しかし、お高い。

軽量鉄骨だというのに、1億弱。

D社が8000万円だったのに比べると、2割以上お高い。

「ちょっと高すぎるのでは?」と聞いたところ、S社の営業さんはこう言い放ちました。

「いい物を使ってますから」と。

加藤も負けじと、「いや、ちょっと高すぎますよ。なんとかなりませんか?」と切り返しましたが、

「いい物を使ってますから」の一点張り。

というわけで、S社とはアッサリ終わりましたとさ。

これに続き、Y社からも提案を受けましたが、木造2階建で6000万。

あまりに安いことが恐ろしかったので、お断りしました。

(では、どうしろというのか?)

いよいよ第五の使徒「C社」

C社は父の代に取引があったので声を掛けたところ、

「重量鉄骨造3階建 60平米×12戸」というプランの提案がありました。

価格9000万弱。

「おかしい・・・」

建築予定地の容積率からすると、12戸にすると、一部屋あたり55平米が限度のはず。

そこで、C社の設計士に確認してみますと、自信を持って

「角地なので10%加算されます」とのこと。

しかし、角地補正は道路の幅が6メートル以上必要で建築予定地はこれを満たしていなかったです(笑)。

加藤は、このことを他の業者から聞いていたので、C社設計士に対していきなり不信感を抱きました。

(角地補正の効かないことを知っていながら、あえて確認するとは、なんと嫌な奴だ!)

そんなこんながありながらも、

①3階建だと、駐車場が多く取れること。

②12戸にすれば収益性が上昇すること。

③ 重量鉄骨造は、軽量鉄骨よりも遮音性が高く、募集広告において「マンション」に分類されること(軽量鉄骨や木造は「アパート」に分類されます)

④軽量鉄骨よりも重量鉄骨の方が耐久性が高そうなところ(重量鉄骨とは、鉄骨の厚さが6ミリを超えるものを言います)

⑤C社とは以前から取引があったこと

等の理由から、9割方C社に決まりかけ、C社の営業が仮契約をすべく加藤家に来訪しました。

そのとき、一本の電話が入りました。

電話の主は、大学時代の後輩

木造住宅メーカーH社に勤めていて、以前から加藤に対してアパート建設の提案をしていました。

電話の内容は、

「C社に決めるのはちょっと待って欲しい。プランを練り直すので。」

披露宴にも出席してもらった間柄だったので、C社には申し訳なかったのですが、その日に契約を結ぶことを中止しました。

結局、加藤は、C社どころかH社に勤めていた後輩も斬って捨てました。

なお、C社はこのあと倒産しますが、それはまた別のお話。

破格のRC造を提案してきたN社が現れたからです。

後輩のプランは木造で7000万台、C社が重量鉄骨で8000万台であったのに対して、N社はRC造で9000万を切る、という荒技を繰り出して来ました。

N社は地場の業者で、加藤の高校時代の友人から紹介を受けた会社でした。

友人曰く、

「大手ゼネコンや住宅メーカーが現場をやるわけではなく、現場監理と営業・設計をするだけ。

大手は、商品開発と広告に経営資源をつぎ込んでいるので、実際に動く地場の工務店に直接依頼すれば、10~15%のコストダウンを図ることが可能。

工事の質は、私が実際に現場をやっていて一番厳しいのがN社なので保証できる」と。

もちろん、RCでこの価格のため、設備はショボショボ、外壁は全面吹きつけでした。

また、N社が小さい会社であること(従業員50名ほど)が、不安でした。

しかし、結局実際に建てるのは工務店であって、営業さんが建てる訳ではないし・・・。

「10~15%を保険と思って大手で建てるか、地場の工務店を信頼するか?」

悩む加藤を尻目に次々と新たな業者がやって来るのでした・・・

続劇

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