不動産投資講座 Knowledge
現在4棟を運用中で総資産1億超の不動産投資家。RC、鉄骨、木造など構造は問わずに”利益が出るかどうか”を重視して投資を行うスタンス。
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この記事をご覧の皆さんの中には、投資用物件をリフォームしようと思ってもどんな流れで依頼をしたり、どれぐらいの費用がかかったりするのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
リフォームをどのような流れで業者に依頼すればいいのか、また、依頼するとしてどのくらいの予算を前もって確保しておけばいいのかなどのリフォームの基本的な知識や相場を知っておかないと円滑にリフォームを行うことができません。
リフォームの基本的な知識や相場を知ることで、空室対策に繋がらない無駄なリフォームがなくなり、費用対効果の高いリフォームを行うことができるのです。
そこで、今回の記事では、不動産投資物件でリフォームを依頼する流れと費用の内容などについて説明していきます。
不動産投資においてのリフォームを実行していくうえで注意しなければならない点についてはどのようなものがあるのでしょうか、具体的には以下のようなものがあります。
不動産投資においてのリフォームを実行していくうえでの注意点の1つ目には、空室を埋めるために優先度が高い個所から修繕していくことが挙げられます。
不動産投資においてリフォームをする最大の目的は、入居者に入居してもらうためにあり、そのためには生活していくうえで支障が出ている部分、使用頻度の高い部分などを集中的にリフォームしていくのが最も効果的です。
決して、自己満足のリフォームにならないように入居者目線でリフォームを実行していくようにしましょう。
不動産投資においてのリフォームを実行していくうえでの注意点の2つ目には、優先的に入居してほしい入居者のタイプに沿った計画を立てることが挙げられます。
学生向け、単身者むけ、ファミリー向けなのかなど自身の物件に入居して欲しい入居者のタイプを決めて、そのターゲティングした入居者のタイプに沿ったリフォームの計画を立て、実行していくことが重要です。
単身者向けの物件にファミリー向けの入居者を入れようとしても、単身用物件では用途が不十分で入居が決まらないようなミスマッチングが頻繁に発生してしまうので、事前に優先的に入居してほしい入居者のタイプに沿った計画を立てておくことが重要になります。
不動産投資においてのリフォームを実行していくうえでの注意点の3つ目には、リフォームと収益の費用対効果を考えて実行することが挙げられます。
例えば、キッチンのリフォーム費用を10万円かけた場合に、空室をどれくらい早く埋められるか、また家賃をどれぐらい上げられ、その上がった家賃益でどのくらいの期間で費用を回収できるかなどを事前に考えていく必要があります。
リフォームは賃貸経営の利益を上げていくための事業投資の一環なので、事業投資である以上費用対効果をしっかりと考えておかなければならないのです。
上記で説明したように、事前にしっかりとしたリフォーム計画を考えて実行していくことが重要になるのですが、リフォーム後の利益幅を大きくするために費用を削りすぎると入居者を付けるための満足なリフォームができないし、やりすぎると利益を出せません。
自身だけでの判断では適切な計画を立てるのが難しい場合には、仲介店や管理会社と相談し決めていくのも1つの方法となるので、この点についても押さえておきましょう。
実際にリフォームを行っていくうえでの流れはどのようになっているのでしょうか、具体的には以下のような流れに沿って行っていきます。
物件の内装のリフォームを検討する際には、最初からすべての部分をリフォームしようとするのではなく、優先的にしなければならない箇所を決めていくことが重要になります。
上記でも少し説明しましたが、不動産投資でのリフォームの目的は入居者を埋めるために行うものなので、どの部分を優先的に修繕していくのが入居者を埋めるためには効率的かを考えて実行しなければなりません。
また、費用対効果も考えて優先的に修繕が必要な箇所を含めて、どのくらいの額までをリフォーム費用としてかけるべきかについても決めておく必要があります。
最後に、DIYをすればリフォーム費用を縮小することができると考える人もいるかもしれませんが、DIYは熟練の技術がある人を除いてやめておいた方が無難であるので、リフォーム業者にリフォームの依頼をするのがおすすめです。
リフォームの費用の相場はどのようになっているのでしょうか。
具体的には以下のようになっています。
床 | 壁 | お風呂 | トイレ | キッチン |
おおよそ高くても10万円から15万円ほどの範囲に収まります | 約5万円から10万円ほどが平均相場となっています | 約50万円から150万円ほどが平均相場となっています | 約20万円から50万円ほどが平均相場となっています | 約50万円から100万円ほどが平均相場となっています |
リフォームをするにしても、なるべくかかる費用を低く抑えたいと考える人もいると思いますがどのような点に注意して行えばいいのでしょうか、具体的には以下のようなポイントを押さえておく必要があります。
リフォームコストを抑えるためのポイントの1つ目としては、リフォームする箇所を明確にすることが挙げられます。
眼のつく限りの箇所をリフォームすれば大きな失敗もないでしょうが、費用がかかりすぎてしまうので、自身の賃貸経営のコンセプトに沿ってリフォームする優先度の箇所を明確にすることで費用を押さえながらリフォームを行うことが可能です。
リフォームコストを抑えるためのポイントの2つ目としては、複数の業者から見積りを取ることが挙げられます。
同じようなリフォーム内容でも、依頼する業者によってリフォーム素材の仕入れの違いや会社の規模、資金力などによって必要となるリフォーム総額が異なっていることがあり、複数の業者から見積もりを取ることにより費用を抑える役に立てられるのです。
リフォームコストを抑えるためのポイントの3つ目としては、可能な範囲は自分でDIYすることが挙げられます。
内装や外装のすべてを業者に依頼するのではなく、自身でリフォームできそうな簡単な箇所に関しては自分でDIYすることによって、必要となるリフォーム費用の総額を押さえて手持ち物件のリフォームを完了させられます。
しかし、すべてを自身でDIYするのではなく、自身でもできそうな簡単な部分のみDIYを検討して難しい個所に関しては業者に依頼すべきという点について押さえておいてください。
リフォームコストを抑えるためを抑えるためには、上記で紹介したようなポイントに注意してリフォームを行うことが重要になってきますので、これらのポイントについてしっかりと理解しておいてください。
ここまで、不動産投資物件でリフォームを依頼する流れと費用の内容などについて説明してきましたが、いかがでしたか。
不動産投資を行っていくうえで、リフォームは自身の物件の価値を維持、向上させていくために重要となる事業投資の側面を持ったものであり、リフォームの内容をしっかりと押さえておくことが不動産投資を成功に導くうえでも必要になってきます。
この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして不動産投資物件でリフォームを依頼する流れと費用の内容などについて学習し、自身の物件のリフォームを円滑に行えるように準備しておくと良いのではないでしょうか。
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