相談 Consultation

土地購入後に訴状が届きました。

相談者No.374
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現在土地購入をした不動産と本件相談中ではあるのですがこのような事例が今までにあるのか、このまま家の建設を進めて良いのか、、相談おしたいです。拙い文章失礼いたします。今年2021年の2月に土地を購入しました。工務店とも話を進めており来年には家を建てる予定です。そうしたところ本日に裁判所から訴状が届きました。原告は今回購入した土地の家(築年数60年以上で老朽化していたそう)に賃貸契約をして住んでいた方でした。一昨年に不動産屋がその土地を購入し賃貸物件が老朽化ということで退去依頼をしていたそうですが結果的に退去をせずに強制執行がくだされたそうです。通常ならスムーズに出るところ
最高裁まで控訴してこられ結果的に不動産が勝訴したとのことでした。しかし今回土地の所有権がこちらになったことで、私へ訴えを起こしてきました。不動産屋の顧問弁護士は代理対応をしてくださるとのことで、訴訟については対応してくれるそうですが、その原告は何がしたいのでしょうか。立ち退き費と敷金の返金を訴求しておりましたが、立ち退き料はすでに不動産屋の裁判時に裁判所に支払っており、原告の方が申請をすれば金額はもらえるそうです。敷金についても建物が取り壊されているので発生するものではないですし、なによりも土地購入した私を訴えてくるのはおかしいお話だとは思います。このようなトラブル物件だとは存じ上げていなかったので、不動産屋にも不履行であるのではとキャンセルする可能性も申しています。今回購入した土地は魅力的なのですが、原告の住まいが近いので何かしてくるのではないかと心配です。このような事例など今までに聞いたことはございますでしょうか。理不尽な話ですし支払う義務もないのは承知ですが、このまま購入を進めていいものか悩んでいます。どうかご教示いただければと思います。

秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

ご相談を拝見する限り、濫訴の類であり、訴えが通る可能性は低そうです。
一方、既に売買契約を決済済みであり、濫訴が起きたからと言って土地売買契約を白紙解除できるというものでもありません。
応訴の弁護士費用は、売主の不動産業者が負担することになっているのでしょうか?
ご心配でしたら、不動産屋に過去の不動産屋と建物賃借人との間の訴訟の判決を開示してもらい、今回の訴状等とともにご自身で弁護士に提示して相談されるのが良いかと思います。
また、万一敗訴した場合の負担について売主の不動産屋とあらかじめ協議して取り決めておくことも考えられます。
※この投稿は、2021年05月22日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。

相談者No.

374

お返事ありがとうございます。先生の仰る濫訴という通り、不動産業者も嫌がらせであることを強く話しておりました。そうですね、今回、売主である不動産業者が弁護士費用を負担することになっており、前回勝訴している訴訟内容の説明も書面を含めていただきました。今後の対応についてもこの先原告が紛争や訴えをしてきた際に不動産業者が弁護士費用を負担し責任を負うとの覚書もいただきました。また、土地売買契約を白紙にするのは難しいかと思いますが本件について、契約時に知らなかったことであり、説明もなかったということで、合意解約というものは成立するのでしょうか。一方、先生の仰る濫訴という言葉を聞き、原告は立ち退きにあった不動産に迷惑をかけたいだけなのかなとも思ってきました。しかし怯えて暮らすのも怖いなと思っております。早急なお返事をありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。
秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

合意解約は、売主と買主が合意すればできますが、売主とすれば、合意解約に応じるメリットも、応じない場合のデメリットも弱いので、応じない可能性の方が高いと思います。
応訴の弁護士費用や、仮に敗訴した場合の買主の負担を売主が負うという覚書を交わしているのであれば、それ以上に売主に求めるのは難しいのではないかと思います。
※この投稿は、2021年05月22日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。

相談者No.

374

詳しくありがとうございます。また何かございましたら個別相談させていただきます!ありがとうございます!
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