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問題のある賃借人の退去について

相談者No.282
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現在貸し出しているアパートに生活保護を受けて入居をしている方がいらっしゃるのですが、その方が、部屋に隣接する(上と横)部屋に騒音などの苦情を言いに行くことがあるようで、苦情を言われたがわが退去をしてしまうといったことが起きているようです。  現在もこの隣接部屋のみ空室 になっております。
この場合どのような対応策が考えられそうか、ご教授賜れますと幸いです。

秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

もし騒音が事実であるとすると,騒音に対し苦情を言ったことのみで,賃貸借契約を解除する等の対応は困難です。
退去した方に事情を詳しく聞くなどして,苦情を言った方の対応が明らかに行き過ぎているとか,根拠のない苦情であると確認が取れるのであれば,共同生活の秩序を乱した等の理由で賃貸借契約を解除することが考えられます。ただし,なかなか客観的証拠による裏付けが難しいでしょうから,そう簡単ではありません。
今後も当該賃借人からの苦情等を注視し,行き過ぎたところがないか,あればその証拠確保に留意すべきと思います。
※この投稿は、2020年11月10日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。
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