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管理会社

相談者No.5
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3階建築40年程のRC造賃貸マンションを保有しています。
3階の賃借人の退去後の原状回復工事において、キッチンの排水管に詰まりあり排水の不良を改善するために管理会社が手配した業者が作業を行ったところ水が溢れ2階と1階に洗浄した水が流れ落ち壁と床の汚れと備品(ガスコンロ、電子レンジ、照明)が使用不能になりました。
管理会社から汚れの補修代金の請求と賃借人に対して備品の損害を補償するように要請されました。
排水の不良を発見して業者に作業を指示したのは管理会社であるので補修の費用と入居者に対する損害賠償は管理会社が負担するのが正しいと思うのですが法律的にはいかがでしょうか。
管理者及び業者の考えでは築古による排水管の不良により階下に浸水したのであり通常の排水管であればこのような事故は起きないのであるからオーナーが負担するのが当たり前という事のようです。
長年の汚物の蓄積により排水管の詰まりが起きたのであり業者はこのような事態が起きる可能性を考慮して作業するのが当然と考えているのでオーナーが損害を補償するのは納得が行きません。

秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

漏水の原因が,配水管の老朽化によるものか,業者の施工上のミスによるものかの問題かと思います。
これは法律問題というより,技術的な問題・立証の問題となります。
ご相談者様としては,業者の施工上のミスによるもので,配水管の老朽化が原因ではないということを,他の専門業者に調査してもらうなどして立証する作業が必要になるように思います。
なお,管理会社は,賃貸人にかわって原状回復工事を手配しただけであり,管理会社に責任があるという可能性は低いと思います。
※この投稿は、2021年07月25日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。
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