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家賃の更新契約方法について

相談者No.1965
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お世話になっております。
既にアパート1棟保有し、賃貸経営をしております。
そのアパートの1部屋において、契約満了日が近づいてきました。そのため、オーナーの私から管理会社に契約更新と家賃の見直しの依頼をお願いしました。そうしたら、既に、オーナー抜きで、管理会社と入居者が契約更新をしておりました。
物価が上昇しているため、家賃UPが出来たかもしれません。出来なかったかもしれません。ただ、オーナー抜きで契約更新されてしまうのは、管理会社の更新手続きに問題があるので、普段お支払いしている更新料、家賃の5割を減額してほしいと依頼しましたが、管理会社に断られてしまいました。
このような場合、管理会社の不手際として、管理会社へ請求する方法、管理会社から更新料を減額してもらう方法がありましたら、ご教示願えませんでしょうか?よろしくお願いします。

秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

サブリースではなく通常の管理委託契約であるという前提で回答します。

まず、管理委託契約において、管理会社が契約更新の代理権を有しているのか、確認が必要です。

代理権を有している場合、管理会社が賃貸人の代理人として入居者と契約更新をしても、賃貸人は文句を言えないということがあり得ます。

代理権を有していない場合、管理会社が賃貸人の了承を得ずに契約更新を勝手に行うことはおかしく、管理会社の契約違反と考えられます。

ただ、契約違反による損害があるのか、あるとしてどの程度なのかは難しい問題です。

通常賃貸人が支払う更新料の半額が損害であるとはなかなか立証できないでしょう。

そのため、契約違反による損害賠償を請求するよりも、そのような信頼できない管理会社とは管理委託契約を解除して、別の管理会社に依頼するということが現実的な方法として考えられます。


※この投稿は、2025年01月12日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。

相談者No.

1965

お世話になっております。ご教示頂きありがとうございました。客観的なアドバイス、助かります。
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