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土地売買のトラブル

相談者No.2519
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アパート建築を行っている不動産投資家です。

先日アパート建築用の土地を購入するため売買契約を結び、その後金融機関から融資承認が下り、決済を控えているところなのですが、他社仲介A社から横槍が入り、いわば横取りされそうな状況になっています。

状況としましては、
弊社契約後に、部外者の仲介A社が売主にアプローチし、違約金20%を払ってもさらに利益が出るような価格で持ちかけ、弊社との売買契約を反故にさせ、そのうえで住宅メーカーB社を工務店としてアパートを建築する施主Cと再契約させようとしています。 Cは現在銀行に融資を申し込んでいて近日その結果が出るそうです。

ご質問ですが、この横槍を阻止して、予定通り土地を購入する方法はあるのでしょうか?

秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

法的手続きとしては、売買契約に基づく土地移転登記請求権を保全するための処分禁止仮処分を裁判所に申立て、対象土地について仮処分登記を具備するという手続きが考えられます。

ご相談者様が処分禁止仮処分登記を具備すれば、二重買主のCはご相談者様より先に所有権移転登記を具備することができなくなります。

処分禁止仮処分登記を具備した後、売主に売買代金を提供した上で、売主に対し、土地所有権移転登記請求の訴訟を起こすということになります。

もちろん費用は相当額かかります。
※この投稿は、2024年07月31日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。
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