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戸建て引き渡し

相談者No.1091
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はじめまして。建築の件で相談させてください。

今年の12月12日にA会社(大手HM)より自由設計でマイホームを建てました。
外構もA会社で依頼して、完成しての引き渡し予定でした。
しかし引き渡し当日に、「外構がA会社の基準に達してません。外構は全てやり直しです。一旦壊してからの引き渡しのため、3.4週間完成にかかるかもしれないです。外構工事で駐車場もやり直しを行うため、車など止めることもできないかもしれません。引き渡しの日を延ばすか、無理ならば住んでもらってからの工事か選んで下さい」と言われました。

私達夫婦は、共働きでフルタイムで医療系で勤務してます。1年間に1度取れる1週間の休みを引っ越しのために合わせていました。そのため急な勤務の変更はできません。
また、家財を新調しており、引っ越しの日に運んでもらうよう合わせていました。
また、引っ越し業者の予約もしていました。
また、今まで住んでいたアパートの解約も12月15日にしていました。
そのため、引き渡しを延ばすことができず、後日外構をしてもらうことにしその日は帰宅しました。

そして本日A会社の担当者、外構会社との話し合いをすることとなっています。
外構をやり直してもらうことは最低条件なのですが、それ以上の何かをしてもらわねば気がすみません。
実際話し合いをしたのですが、外構の今後の予定表を提出されただけでした。

今回の外構の件以外でも
2021年ZEH+の二次に応募を依頼してました。
担当者より、「書類は送るだけにしていたのですが、応募開始2日目で応募が終了したので、間に合いませんでした。」と言われました。
担当者が初日に間に合うように提出さえしててくれれば通過できるものでした。

本来は私達の建設計画は8月より工事開始、10月に完成予定でした。
しかし、私たちがZEH+の給付金を諦められなかったので、建設計画をずらし、ZEH+の三次に応募してもらいました。
三次は初日に書類が届くように送ってもらったのですが、抽選になり抽選に落選しました。
そのため代わりに、グリーン住宅ポイントに応募して内定をもらいました。
しかし、ZEH+と比べると60万円損しました。

また、引き渡しの前の12月10日に家の図面を見ながら現場監督と確認をすると、木目の天井クロスの向きが図面とは異なっていました。
「やり直しをするなら引き渡しの後です」と言われました。
引っ越して家具も新調してるのに汚されたら嫌だと思い、妥協して「もういいです」とお断りしました。

家の図面を見ながらの施主と現場監督の確認は私達から依頼したので、行うことはできたのですが、普段はA会社だけで、図面を見ながら点検をするようです。点検が杜撰にされているのだなと感じました。

またトイレの窓の位置も、私達と建築士が打ち合わせをする3日前に、私たちが希望したトイレの窓の位置ではないところにつくようになっていると建築士が気付いたのですが、(家の構造上そうするしかなかった)その日には連絡がなく、打ち合わせの日になって、「窓の位置がそこでいいか、なくすかを今決めてください。」と言われました。

結局変更された所に窓をつけ、窓にロールスクリーンをA会社の方でサービスでつけてもらいましたが、決めるための時間がなかったことも腑に落ちません。

こういった点を含めて、A会社には不信感があります。
期日が遅れたこと、これまでのことに対して何かほかに請求することができるか知りたいです。
長文となりましたが、よろしくお願いします。

秋山直人

秋山直人 弁護士(第二東京弁護士会)・宅地建物取引士・不動産鑑定士・その他

外構については,いったん引渡しは受けた上で,A社の基準に満たない部分をやり直しということでしょううから,工事請負契約書の規定によりますが,「引渡し遅延」による責任の追及は難しそうです。

ZEH+の応募については,「応募開始2日目で応募が終了した」というのが事実だとすると,初日に応募しなければ契約違反になるとも言いにくいように思います。

木目の天井クロスの向きについても,「もういいです」と言ったのであれば,責任追及は難しいと思います。

トイレの窓の位置も,一応解決したようですので,責任追及は難しいと思います。

いろいろご不満・ご不信な点があることは分かりますが,法的な責任を問うて損害賠償請求をするレベルかというと,なかなか難しいとは思いますので,責任者のしかるべき謝罪を求めるとか,通常のクレームが限度ではないかという印象です。

※この投稿は、2021年12月17日時点の回答になります。ご自身の責任で情報をご利用いただきますようお願い致します。
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