コラム Column
当サイトの編集部。
不動産投資歴7年目のスタッフにより運営している。
目次|index
住宅ローンを組んでいる方が自己破産手続きをすると、残念ながら自宅を手放すことになってしまいます…(完済している場合も)。
自己破産による借金免除は非常に大きなメリットですが、自宅を手放してまで…と考えると少し慎重になるべきでしょう。
自己破産以外では自宅を残しながら借金減額ができる債務整理もありますので、状況によっては他の方法も検討しましょう。
今回は、住宅ローンを組んでいる方が自己破産をすることによる影響や、自己破産以外の借金減額の方法、自宅に住み続けながら自己破産する方法などをご説明します。
参考記事:住宅ローンの返済が苦しいときの「3つの対処法」を弁護士が解説
まず先にお伝えしておくと、住宅などの不動産をお持ちの方が自己破産をすることで、それら高額な財産は原則的に全て手放してしまうこととなります。
「どうしても自宅を残しながら借金減額をしたい」と、お考えの方は、後述する他の債務整理を検討してみてください。
まずは住宅ローンを組んでいる方が自己破産をすることによる影響からお伝えします。
繰り返しになりますが、自宅をお持ちの方が自己破産をすることによって、自宅を手放さざるを得ない状況になります。これは、住宅ローン返済が残っている場合も、すでに完済している場合も同様です。
住宅などの不動産は高額な財産となりますので、自己破産手続きの開始によって処分・換金されてしまいます。
自己破産によって全ての借金の返済義務がなくなりますが、その代わりに不動産などの高額な財産は全て換金して債権者に分配しなくてはなりません。自己破産によるメリットも非常に大きいのですが、その代償もとても大きいです。
自己破産をすることで、自宅はあなたの名義ではなくなりますが、そのまま住み続ける方法はあります。
また、債務整理の方法によっては自宅を手放さずに済む方法がありますので、他の債務整理も検討しましょう。
自己破産をしつつ今の家に住み続ける方法としては、リースバックがおすすめです。リースバックとは、不動産投資家などに自宅を買い取ってもらい、あなた自身は賃貸借契約によって住み続ける方法です。
引っ越しなどの手間はかかりませんし、周囲に自宅を売却したことも知られにくいです。ただし、その後も家賃の支払いが続きますので、きちんと支払い続けられる状況にないと、リースバックの利用も難しくなるでしょう。
また、親族に住宅を買い取ってもらい、あなたと賃貸借契約によって住み続ける方法もあります。
ただし、この親族からの買取りは原則的に一括買取りになるので、あまり現実的な方法ではありません…。
こちらでは、住宅ローンを組んでいる方が自己破産をする場合のメリット・デメリットについてまとめました。
自己破産の大きなメリットが、借金の返済義務から免れられることです。借金が大きく膨れ上がってどうしようもできない状況に陥っている方や、失業などにより収入が途絶えてしまった方でも、再出発を図ることができます。
ただし、お伝えのように自己破産ではそれ相応の代償も必要となります。自宅を含めた高額な財産を手放すことになります。
自宅以外にも、現金(99万円超)、車、保険証券などの財産も処分・換金されてしまいます。自己破産をしたからと言って、無一文になるわけではありませんが、それでも影響は大きいですね。
その中でも自宅を失うことが、もっとも影響が大きいと考えられます。住宅ローンを組んでいる方は、そもそも自己破産するかどうかもしっかり考えるべきでしょう。
このように、メリット・デメリットどちらも大きな影響がある自己破産ですが、他の債務整理によっては自宅を残しながら借金減額をすることも可能となります。
主に債務整理後もある程度の返済能力がある方に限りますが、自宅を残すためにも他の債務整理も検討してみてください。
任意整理は、債権者との任意の交渉による借金減額です。裁判所を介した手続きではないため、交渉する債権者を選ぶことが可能です。
住宅ローンが残っている方でも、住宅ローン以外の債権者との交渉が可能で、自宅を残しながら他の借金を減らすことが可能です。
ただし、任意整理で得られる結果は、基本的に利息カットや返済期限の延長による月々の返済負担軽減ですので、自己破産を考えるほどの債務がある方では、微々たるものに思えるケースが多いです。
住宅ローンを組んでいる方が住宅を残しながら大幅な借金減額をするには、『住宅ローン特則』を利用した個人再生がおすすめです。
住宅ローン特則を利用することで、こちらも住宅ローン以外の債務に対して減額することが可能となります。
個人再生では返済義務は残りますが、債務も原則的に1/5にまで減少するので、かなりの負担軽減になるかと思います。
ただし、残った債務と住宅ローンに関しては返済の必要がありますので、返済能力がある方に限られる方法です。
自己破産をすることで、自宅は手放さざるを得ない状況になります。住宅ローンを組んでいて、住宅を残したいとお考えであれば、他の債務整理も検討してみてください。
どうしても返済できない状況になれば、自己破産しか方法が残っていないケースもありますが、リースバック等を利用して今の家に住み続けるなど方法は残っています。
自己破産は、失う財産も無くなる債務額も非常に大きくなります。ご自身の判断だけで決めるのではなく、必ず弁護士などの専門家に相談して最適な方法を決めていきましょう。
当サイトでは無料で弁護士などの専門家に相談することができますので、もしお困りの際は是非ともご利用ください。
無料会員登録はこちらから。
不動産投資DOJOでは、弁護士や税理士などの専門家に無料相談可能です。
専門家からの回答率は94%以上。
会員登録(無料)で、どなたでもご利用いただけます。
会員登録(無料)していただいた方には、「不動産投資を学べるeBook」のプレゼント特典もあります。ぜひご登録ください。
「人生を変える不動産投資を学べる堀塾を運営しています。不動産投資を学びたいのなら、ぜひご検討ください。
体験セミナーを募集中です。」
体験セミナー詳細はこちら
不動産投資DOJO編集部さんのバックナンバー
▶不動産投資DOJO編集部さんのコラムをもっと見る